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景観をつくる外構工事。

 ここM邸のございます北太田は旧筑波町に位置し50世帯前後の小さな集落です。桜川に沿った農村地帯でもあり、戦国時代の領主・梶原政景の旧姓太田から名付けられたとか。また、小田城の出城があった場所ともいわれ、城下町独特の直線が短く、道幅の狭いクランクしている路地になっています。江戸時代から良質の米、大豆などを生産しており、地味豊かな土地です。狭い道を歩いていますと、板張りの塀が続きます。同間隔で荒削りの角石を立て、その石との間に板をはめるという特徴ある塀です。

M様邸は北側については180㎜角の石柱を1900㎜前後に立てその間に杉板を貫を挟んで交互に並べていく張り方をしています。今回の設計では、基本的には創建来の形をベ-スにしながら、シンプルなデザインとしました。

東側は木製の柱を立て、柱間の板張りに欄間を設けたデザインとしました。これも創建時の形に近いものです、また、施主の希望で間に一部竹垣を挟みました。

北側工事風景 一部、石柱間が空いているところは通用門が取りつきます。お隣の塀も現在は、鉄板が挟んでいますが、良く見ると石柱が連続しています。
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東側工事風景
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集落内の路地の風景です。 ヒュ-マンスケ-ルで日本の古き良き風情が漂います。
また、塀や庭が良く手入れされています。
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by ykk-project | 2012-05-09 14:27 | Ma邸古民家再生工事(つくば市)

工事中及び設計中の物件をご紹介いたします。


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