キッチンが二つあるダイニングキッチン。アイランドキッチンは車椅子対応になっています。
右側の半透明の扉を引くとリビングル-ムと一体となった大きな空間になります。

ダイニングキッチンの一角に薪スト-ブと書斎コ-ナ-を設けました。大きめな空間に小さな居場所を
設けています。

建材は無垢の木と、スイス漆喰、石とシンプルな天然素材でまとめました。全体にナチュラルテイストの
スッキリした室内になりました。

アイランドキッチンは、設計と実物大の模型を何度も繰り返してつくり、お客様に使い勝手を確認しながら、高さ、奥行き、水栓うあIHコンロの位置などなどのディティ-ルを決定しました。キッチンに使用した木材は(タモ)、床材と合わせ一体の雰囲気となるよう吟味しました。

リビングもDKと同じナチュラルテイストのコ-ディネイトでまとめました。
大きな引き戸を開けるとリビングとDKは一体の空間となります。

十和田石と檜で造った浴室。リビングやDKの空間と連続性を保ったコ-ディネイトとしました。十和田石の持つ清潔感と檜の凛とした空気感が漂い、UBには無い清清しい気持ちよさがあります。

洗面とトイレはワンル-ムとし車椅子でも動きやすいスペ-スとしました。漆喰の天井、壁の檜は脱臭力に優れ
た効果があります。

デッキテラスに設置した車椅子用の電動式リフトです。ここからデッキへ上がり、右手に進むと自動ドアのあるエントランスがあります。また、直接リビング、寝室へも入れます。

建物東側前面にウッドデッキを設け、車椅子用のエントランスを設けました。

ウッドデッキへは寝室及びリビングから直接出入りでき、室内空間と外部空間がつながり、視覚的に広がりを感じます。また、デッキを通して室内間を移動できるので回廊的な効果もあります。



浴室が間もなく完成します。こちらも床と腰壁に十和田石を張り、壁は檜の板を張っています。

天井と壁の一部にスイス漆喰を塗りました。


十和田石は大谷石を少し青っぽくした色調で、水に塗れるとさらに清潔感のある水色に変わります。
肌触りも良いので使用しています。

室内もかなり進んでいます。これから左官屋さんが入り、漆喰を塗っていきます。

シンクの形状(出来るだけ浅く水はねの少ないもの)、水洗金物(座った位置で操作性の良いもの)、IHヒ-タ-(コンパクトで座った位置で十分に手の届くサイズ)はかなり吟味して、使い勝手の良い商品を探しました。
また、施主に実際に車椅子に乗っていただき、試作品を作って寸法及びシンク・水洗・扉の位置を入念にチェックして頂きました。正にオ-トクチュ-ルのキッチンです。
本日は取り付け工事に立ち会い、図面通りの位置で取り付けて頂きました。
また、床材とキッチンパネルをナラ材で合わせました。
今回、引出等の金物(スライドレ-ル)を日本製にしましたが、大分性能がよくなってきました。ドイツのトップメ-カ-の部品とコストを含めて検討するとメリットも感じます。
その他デッキテラス、昇降リフトの位置関係の打ち合わせを行いました。今月末の完成予定です。




天井に一部板張りが見えます。その下にアイランドキッチンが取りつきます。ボ-ド面は漆喰が塗られます。

浴槽の下地ができてきました。十和田石と檜材の仕上げになります。

建築家具は既製品と違いト-タルなデザインが可能になり、室内のクオリティ-を高めることができます。家を建てる方にはメインの家具は建築家具でお作りになることをお勧めいたします。


次回打ち合わせで決定します。
天井の高さに変更があり、エアコンの位置を変更しました。結果的に良い位置になりました。
現場でないと決定できないことが多々発生します。リフォ-ムは現場でのこまめな打ち合わせが大切です。



